2020/07/25

サムソンの髪の毛

ペリシテ人は彼を捕らえ、
その両目をえぐり出した。
そして彼をガザに引き立てて行って、
青銅の足かせを掛けてつないだ。
こうしてサムソンは牢の中で臼をひいていた。
しかし、サムソンの髪の毛は、
剃り落されてからまた伸び始めた。
(士師記16:21~22)

荒くれ者のサムソンが士師記に登場します。
聖書の登場人物の中で最も異色で、
粗暴で、不敬虔で、誘惑に弱い男です。
腕力が並外れて強く、とんでもない発想をしました。
ペリシテ人を倒すために用いられた人でした。

彼の強さの秘密が敵に知られ、捕らえられ、
目をえぐられて石臼を引く毎日になりました。
その間にサムソンの髪の毛が少しずつ伸びていきました。
髪の毛の伸びは、彼の信仰回復の象徴でした。
十分に髪が伸びたところで、
彼は自分の命を引き換えにして、
スタジアムにあふれたペリシテ人を建物ごと葬りました。

私たちの髪の毛も、
気づかないうちに伸びています。

(Photo by Honda) 



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