それから、
彼はエリヤの身から落ちた外套を拾い上げ、
引き返してヨルダン川の岸辺に立った。
彼は、エリヤの身から落ちた外套を
取って水を打つと、
「エリヤの神、主はどこにおられるのですか」と言った。
エリシャが水を打つと、
水が両側に分かれ、彼はそこを渡った。
（第二列王記：１３～１４）
預言者エリヤが竜巻に乗って地上を去り、
弟子のエリシャがエリヤの外套を拾い上げました。
「エリヤの神はどこにおられるのか」
エリシャは敬愛する先生の死を深く嘆きました。
エリヤの外套でヨルダン川を打つと、
水が両側に分かれる奇跡が起きました。
エリヤに宿っていた霊が
弟子のエリシャにも注がれた印です。
神の働きは、先輩から後輩に引き継がれるものです。
若い人が用いられる時が必ず来ます。
エリヤとエリシャは個性がかなり違いました。
それでも霊的なスピリットは確実に引き継がれ、
エリシャらしいユニークな働きが始まりました。
あなたもエリヤの外套を拾いましたね。
「また、御手を伸ばし、
あなたの聖なるしもべイエスの名によって、
癒しとしるしと不思議を行わせてください。」
彼らが祈り終えると、
集まっていた場所が揺れ動き、
一同は聖霊に満たされ、
神のことばを大胆に語り出した。
（使徒４：３０～３１）
初代教会の中心人物ペテロとヨハネが捕らえられ、
不当な裁判にかけられ、当局から脅された上で釈放されました。
教会の仲間たちは、戻って来たペテロと一緒に祈りました。
迫害から救い命を助けてと祈るのではなく、
もっと大胆に福音を語らせてください、
病のいやしと奇跡をもっと見せて下さいと祈ったのです。
祈り終えると教会の人々は聖霊に満たされ、
恐れを忘れて、大胆に福音を語り出しました。
主よ、聖霊を注いでください。
私たちを用いて良いニュースを語らせてください。
コロナの中でも伝える道を開いて下さい。
「だから、あなたが私の前にひれ伏すなら、
すべてがあなたのものとなる。」
イエスは悪魔に答えられた。
「あなたの神である主を礼拝しなさい。
主にのみ仕えなさい。」と書いてある。
（ルカ４：７～８）
本当の試練は、苦しみの後や成功直後にやってきます。
主イエスは荒野で４０日間、試みを受けました。
その期間が終わった後に悪魔が主イエスを攻撃しました。
ひれ伏せば、すべてを与えると悪魔が言うのです。
ほんの一瞬でいいのだと。
主は、心を動かさず、みことばを用いて誘惑を退け、
父なる神だけに忠誠を示されました。
私たちを愛し
ご自分の命を捨てて下さった
神の御子のイエスさま。
私はあなただけに
ついて行きます。
人は心に自分の道を思い巡らす。
しかし、主が人の道を確かにされる。
（箴言１６：９）
「男はつらいよ」という映画がありましたが、
青年はつらいよ、というのも本当です。
勉強もしなくちゃいけない、
友達を作って楽しく過ごしたい、
趣味もスポーツも旅行も色々体験して青春を謳歌したい。
でも受験、就職、結婚の決断をしなくちゃいけない。
自分がしたい事が絞り込めない人も多いです。
慎重になり過ぎて固まる場合もあります。
学生時代は卒業などの環境変化が
否応なしに来るので選択のきっかけになります。
社会人になると、決断のタイミングは
自分で決めることになるので重圧が強まります。
祈って主の導きを求めましょう。
私たちの道を確かにして下さるのは
信頼できる主だけです。
神が私たちに与えてくださった自由の中に
選べる特権があるのは喜びだと思いませんか。
どうか、私たちの主イエス・キリストと、
私たちの父なる神、すなわち、
私たちを愛し、永遠の慰めと素晴らしい望みを
恵みによって与えてくださった方ご自身が、
あなたがたの心を慰め、強めて、
あらゆる良いわざとことばに
進ませてくださいますように。
（第二テサロニケ２：１６～１７）
パウロは、言葉の泉を持っている人です。
父なる神とか御子イエス、と言いかけると
神から受けた恵みがつい言葉になってあふれ、
神の愛、永遠の慰め、すばらしい望みなどを
語らずにはいられません。
パウロはテサロニケ教会の人々のために祈っています。
迫害の中で戦い、信仰を守っている
テサロニケの兄姉を励ましたくて
祈りの言葉が次から次へと出てきます。
心と行動の両面が強められるようにとパウロは祈りました。
内面と外面。信仰はその両面に及びます。
主よ、私たちの内側と外側に働いてください。
心を慰めて強めて下さい。それを土台に
実際の行動が変えられますように。
今日、手術を受ける兄弟のため、祈って下さい。
ところが、神の恵みによって
私は今の私になりました。
そして、私に対する
この神の恵みは無駄にはならず、
私はほかのすべての使徒たちよりも
多く働きました。
働いたのは私ではなく、
私とともにあった神の恵みなのですが。
（第一コリント５：１０）
教会を迫害し、信者を殺害したパウロは
深い罪意識を持ち続け、
使徒と呼ばれる価値すらないと感じていました。
ただし、神から受けた大きな愛と赦しと配慮を生涯忘れず
パウロはそれを「恵み」と呼んでいました。
伝道者パウロは異邦人伝道で用いられましたが、
すべては神の恵みのゆえであり、
自分の能力や努力ではないと述べました。
私たち人間の体の６０％は水分です。
私たちの人生の１００％は神の恵みです。
神の恵みは今日も注がれています。
試練で試されたあなたがたの信仰は、
火で精錬されても
なお朽ちていく金よりも高価であり、
イエス・キリストが現れるとき、
称賛と栄光と誉れをもたらします。
（第一ペテロ１：７）
この苦しみはいつまで続くのだろう、
と感じる人がいます。
試練は無駄ではない。
信仰が強められ、純化され、
主イエスからの称賛を受けるのです。
誰よりも多く
辛い試練を経験したペテロだからこそ
言える重みのある言葉です。
年老いたペテロが
輝いた笑顔で諭す姿を想像できます。
「兄弟姉妹、信仰の試練は尊いものだ。
あきらめず、耐え抜いて、精錬されなさい。
必ず主イエスの笑顔に会える。
わしも主イエスの助けで生き延びた。
金になれ、純金になれ。輝くのだ。」
「それはなぜなのか」とあなたがたは言う。
それは主が、
あなたとあなたの若いときの妻との証人であり、
あなたがその妻を裏切ったからだ。
彼女はあなたの伴侶であり、
あなたの契約の妻であるのに。
神は人を一体に造られたのではないか。
そこには、霊の残りがある。
その一体の人は何を求めるのか。
神の子孫ではないか。
あなたがたは、自分の霊に注意せよ。
あなたの若いときの妻を裏切ってはならない。」
（マラキ２：１４～１５）
身勝手な理由で妻を離縁した夫に、
主は厳しい言葉でしかりました。
今日の箇所を読むと、結婚の証人、
真の仲人は神だと分かります。
結婚した二人は一体になり、
分離不可能な深い絆で結ばれたのです。
名古屋に来て、小さな観葉植物を買いました。
二年たって葉が全部落ちました。
私は諦め、妻は優しく水をやり続けました。
今では緑の若葉が葉を広げています。
暗礁に乗り上げ、背を向けてしまった夫婦は
やり直しましょう。
赦し合い、優しい言葉をかけ、
互いに愛を注ぎ合いましょう。
もう一度花が咲きますように！
その翌日、ヨハネは
自分の方にイエスが来られるのを見て言った。
「見よ。
世の罪を取り除く神の子羊。」
（ヨハネ１：２９）
バプテスマのヨハネは、
主イエスがどんな方かを正確に理解していました。
傷のない子羊がいけにえの動物として
神殿でささげられるように、
主イエスが人々の罪のために死なれる事を
ヨハネだけは知っていました。
だから主イエスを驚きと尊敬のまなざしで
見つめたことでしょう。
ヨハネは、「見よ」と言って注意を引き、
人々に主イエスを紹介しました。
これが伝道の本質です。
信じさせるとか、
上手な言葉で説得することでなく、
主イエスを紹介することが大事なのです。
讃美歌の歌詞にもありましたね、
「この人を見よ」と。
ですから、主よ、
どうか今、私の命を取ってください。
私は生きているより死んだほうがましです。
主は言われた。
「あなたは当然であるかのように怒るのか。」
（ヨナ書４：３～４）
殺して下さいと神に叫んだのは誰でしょう。
預言者のヨナでした。
どんな場面で死を願ったのか。
敵国の首都ニネベの市民が彼の説教で悔い改めたからです。
大勢の人が救われたのだから、感謝すべきでしょう。
怒るのは当然と感じ、
失望と怒りのセンターにいる人にとっては、
冷静に全体を見られません。
神は、わがままな預言者ヨナに向き合い、
彼の心を受け止め、
順々と説得を試みておられます。
我々の怒りや失望を客観的に見直しましょう。
私の当然と神の当然を比べてみよう。
神の忍耐深さに頭が下がるはずです。
こう言った。
「イスラエルの神、主よ。
上は天、下は地にも、
あなたのような神はほかにありません。
あなたは、
心を尽くして御前を歩むあなたのしもべたちに対し、
契約と恵みを守られる方です。」
（第一列王記８：２３）
ソロモンは神殿を完成させ、
その奉献祝賀会で祈り、賛美しました。
あなたにまさる神はいませんと。
この神殿も主の栄光の前に無に等しいと感じていました。
第一に、神は契約を守る方です。
神が造った人に対しても誠実なお方なのです。
言われた事を必ず実行する神です。
裏切りません。私たちを大切にしてくれます。
第二に、神は恵みを注いで下さる方です。
恵みとは、変わらない愛のことです。
私たちを大切な存在だと思ってくれます。
ずっと一緒にいて見捨てません。
あなたの前を心を尽くして歩みたい。
ソロモンはこの時、純粋な心で献身していました。
三日目になり、
エステルは王妃の衣装を着て、
王室の正面にある王宮の奥の中庭に立った。
王は王室の入り口の正面にある王宮の玉座に座っていた。
（エステル記５：１）
エステルはそこに命がけで立っていました。
３日間断食して祈ってきたのです。
ユダヤ人を虐殺から救ってもらうためでした。
王に呼ばれていないのに
勝手に中庭に立つのは越権行為で、
王の機嫌が悪ければ死刑に処せられました。
王はエステルに優しく金の笏を差し伸ばし
彼女の無作法をとがめませんでした。
勇気のない信仰者はいません。
主が私たちの背中を押してくれるので勇気が出てきます。
主を信じる者は、主の姿に似てくるのです。
あなたの「中庭」はどこでしょう。
そのとき、
羊飼いたちが来て、
彼女たちを追い払った。
するとモーセは立ち上がって、
娘たちを助けてやり、
羊の群れに水を飲ませた。
（出エジプト記２：１７）
若き日のモーセはエジプトから離れ、
ミディアンの荒野をさまよっていました。
目的もなく、知り合いもいない。
モーセは逃亡者だったのです。
水汲み場でちょっとした騒動が起き
モーセはほとんど無意識に
女性の羊飼いたちを助けました。
それがきっかけて
モーセは羊飼いになり
その中の一人を妻にしました。
偶然と人はいうかもしれませんが、
これは神の計画の中にあったことです。
後に、イスラエルの民を荒野で導くモーセにとって
羊飼いとしての経験は大いに役立ちました。
今いる場所が荒野でも
次のステージのための稽古場かもしれません。
あなたがたは私に悪を謀りましたが、
神はそれを良いことのための計らいとしてくださいました。
それは今日のように、
多くの人が生かされるためだったのです。
（創世記５０：２０）
ヨセフは兄たちに憎まれて
奴隷として売られ、エジプトで大変な苦労をしましたが、
最後はエジプトの高官にまで出世しました。
兄たち家族が飢饉で苦しんだ時、
ヨセフは兄たちや親戚をエジプトに呼び寄せて助けました。
ヨセフが人生を振り返って兄たちに述べた言葉が
今日の聖句です。
神さまは素晴らしいお方だ、とヨセフは思いました。
悪を善に変えて下さったのです。
自分の経験した苦しみさえ多くの人の慰めになりました。
今、あなたが経験している悪であっても
主の手に握られて「良いこと」に
変えられる日が来ます。
神は不公平な方ではありませんから、
あなたがたの働きや愛を忘れたりなさいません。
あなたがたは、これまで聖徒たちに仕え、
今も仕えることによって、
神の御名のために愛を示しました。
（ヘブル６：１０）
苦労して助けてあげたのに
お礼も言ってもらえなかった。
頑張ったのに誰にも理解されなかった。
人生にはそういう事がよくあります。
そんな時は誰でも元気がなくなりますね。
でも、神さまは見ていてくれます。
私たちの隠れた働きと愛の行為に拍手して
分かってくれて、微笑んでくれます。
だから主だけを見上げていましょう。
私たちは人に愛を届けると同時に
主に愛をささげているのです。
あなたがたが知っているとおり、
キリストは罪を取り除くために
現れたのであり、
この方のうちに罪はありません。
（第一ヨハネ３：５）
イエスさまに罪はありません。
聖書がはっきりそう言っています。
これだけ明瞭に書いてくれるとスッキリ分かります。
私たちの罪の身代わりになれるのは
罪のない方だけです。
私は、日本の免許証をアメリカの免許に変更し、
帰国して再度日本の免許証に変えました。
それぞれの役所で、正式に認定されたのです。
認定は誰か第三者の介入が必要です。
神の栄光を持つ方
一点の罪の曇りも無い方が
十字架で死なれました。
そのお方の介入によって私たちも
罪が一つも無い者として認定されました。
実にありがたい事です。
しかし、王はこの長老たちが与えた助言を退け、
自分とともに育ち、自分に仕えている若者たちに
相談した。
「この民に何と返答したら良いと思うか。
彼らは私に『あなたの父上が私たちに負わせたくびきを
軽くしてください』と言ってきたのだが。」
（第二歴代誌１０：８～９）
ソロモン王の後継者は息子のレハブアムでした。
税金を下げて欲しいと民はレハブアム王に懇願してきたので、
彼は長老たちの意見を聞いてみました。
民の意見に従うようにとの答えで賢明な策でした。
不服なので側近の若者たちにも意見を聞いてみました。
すると大反対され、もっと税金を上げるべきだというのです。
王はそれが気に入ったので、強権政治を断行、
民からの支持を失ってしまいました。
自分の周囲にイエスマンだけを置くと物事が見えなくなります。
聖霊の導きに静かに耳を傾けましょう。
あなたの周囲にはどんな人がいますか。
主はこう言われる。
「道の分かれ目に立って見渡せ。
いにしえからの通り道、
幸いの道がどれであるのかを尋ね、
それに歩んで、たましいに安らぎを見出せ。
彼らは『私たちは歩まない』と言った。」
（エレミヤ６：１６）
旅人は、分かれ道や十字路に来ると
注意深く進路を選ぶものです。
幸いの道をしっかりと選んで
その道を進みなさいと主は言われました。
意外にも、それに従わない民もいたのです。
振られた腹いせに好きでもない人と結婚する人がいます。
親に反発して、学校や職業を決める人もいます。
私たちも人生の交差点に立たされます。
熟慮し、よく祈り、落ち着いて主の導きを求めましょう。
主が示された道には、安らぎの人生が待っています。
この人が、夜、イエスのもとに来て言った。
「先生。私たちは、
あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。
神がともにおられるのでなければ、
あなたがなさっているようなこのようなしるしは、
誰も行うことができません。」
（ヨハネ３：２）
パリサイ人のニコデモが
夜の闇に紛れて主イエスを訪ねた時に言った言葉です。
律法学者としては最大級の誉め言葉を並べました。
イエスさま、あなたは優れた教師であり
神から来られた方に違いありません。
あなたの奇跡は本物で、
それは神があなたと共におられる印です。
主イエスの人格、言葉、知識、力に驚嘆することが
信仰の入り口になります。
次に主イエスはその人の必要に応じて
たくみなアプローチをして下さいます。
ニコデモの場合は「新しく生まれる」という
切り口を用いて信仰に導いて下さいました。
信じている私たちも、
主イエスに対する驚きを忘れないようにしたいです。
異邦の民の偶像は銀や金。
人の手のわざにすぎない。
口があっても語れず、目があっても見えない。
耳があっても聞こえずまた、その口には息がない。
これを造る者も
これに信頼する者もみな、これと同じ。
（詩篇１３５：１５～１８）
強さを出すために顔は怖くしてみようか。
金や銀の高価な素材で作れば立派に見えるさ。
こんなふうにして、人が「神」をプロデュースして像を作ります。
人間が主、像は従。人間が製作者、像は製作物。
まことの神は創造主。
ご自身に似せて人間を造り、愛をこめて息を吹きかけて下さった。
神ご自身とコミュニケーションできるように
人に必要なすべてを付与されました。
私たちを造って下さった方に
感謝と賛美をささげましょう。
主のもとに来なさい。
主は人には捨てられたが
神には選ばれた、
貴い生ける石です。
（第一ペテロ２：４）
人から見捨てられた事がありますか。
失言したり大きなミスをしたり
過去の過ちを暴露されたりして
周囲の人が去っていくこともあります。
主イエスは、私たちと同じ経験をされました。
文字通り、人に見捨てられました。
ピラトの前に集まった群衆は主イエスの処刑を求めました。
十二弟子は主イエスを見捨てて逃げました。
主イエスは捨てられた人の気持ちが分かるお方です。
捨てられたことにより、主イエスが
私たちの救いの土台、礎石になって下さいました。
主のもとに逃げ込みましょう。
主のもとに慰めと平和と救いと慰めがあるのです。
私は知っている。
私を贖う方は生きておられ、
ついには、
土のちりの上に立たれることを。
（ヨブ記１９：２５）
ヨブは子供たちを失い、財産を失い、
自分自身も全身ひどい皮膚病になりました。
親友に誤解され、非難されました。
親戚や兄弟たちから見捨てられました。
家の使用人からも無視されました。
妻にさえ嫌われました。
絶望と孤独の淵に追いやられたヨブには
否定的な未来しか見えませんでしたが、
普通の人には見えない光景が心に浮かんできました。
誰かがいる。誰だろう。
私を救う方に違いない。
こんな私を贖って下さる方がおられる。
絶望的な状況の真っただ中に立たれる方だ。
現代人は過去にさかのぼり
十字架につかれた主イエスを信じます。
ヨブは私たちとは逆方向から、未来に目を向けて
ちりの上に立たれる贖い主を信頼したのです。
主は、今日も生きておられます。
贖い主は生きておられます。
どんな悲惨な人も救うイエスがおられます。
