2024/03/24

かっこ悪い青年

ある青年が、からだに亜麻布を一枚まとっただけで
イエスについて行ったところ、
人々が彼を捕らえようとした。
すると、彼は亜麻布を脱ぎ捨てて、裸で逃げた。
(マルコ14:51~52)

マルコの福音書だけに残る記録です。

この青年はあの夜エルサレムにいました。
主イエスの逮捕を知らされ飛び起きたのでしょう。
深夜なので誰にも見えないし、急いでいたので、
裸のまま布だけまとって外に出たようです。

青年はイエスさまの弟子の一人で
主イエスを愛していたはずです。

自分も逮捕されそうになったので
亜麻布を捨てて逃げました。
ただ、それだけの話なのです。

本人以外知りえないストーリーなので、
福音書を書いたマルコの事だと思われます。

裏切って主イエスを見捨てたのは
ペテロや十二弟子だけでなく、
私も同罪ですと言いたいのでしょう。
それを記録に残したかったのです。

そして、こんな私が罪赦され、
主イエスを伝える者とされていますと
伝えたかったのです。

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