2023/03/09

大祭司

その殺人者は、大祭司が死ぬまでは、
逃れの町に住んでいなければならないからである。
大祭司の死後に、
その殺人者は自分の所有地に帰ることができる。
(民数記:35:28)

旧約時代に「のがれの町」がありました。
事故や過失で、誰かの命を奪ってしまった場合、
その町に逃げ込めば復讐する人から守ってくれる、
という制度です。

死刑にならず普通に生活できますが、
その町からは出られません。
ただ一つ、その状態から解放される場合がありました。
大祭司が亡くなった時です。

その理由は推測できますね。
大祭司が過失犯の罪を背負って
身代わりに罰を受けたとみなされるので
彼は自分の町に帰れるのです。

ヘブル書4章ではイエスさまのことを
「私たちの大祭司」と呼んでいます。

0 件のコメント: