2024/06/25

ここで何をしている

エリヤはこれを聞くと、すぐに外套で顔をおおい、
外に出て洞穴の入り口に立った。
すると声がして、こう言った。「エリヤよ、ここで何をしているのか。」
エリヤは答えた。「私は万軍の神、主に熱心に仕えました。
しかし、イスラエルの子らはあなたとの契約を捨て、
あなたの祭壇を壊し、あなたの預言者たちを剣で殺しました。
ただ私だけが残りましたが、
彼らは私のいのちを取ろうと狙っています。」
(第一列王19:13~14)

働き過ぎて燃え尽きた預言者エリヤは、この時期、
死にたいという厭世気分をやっと乗り越えました。
でも、まだ心は病み上がりの状態でした。

預言者エリヤはホレブ山で神と出会い、
「ここで何をしているのか」と質問されて主に答えました。
①私は熱心に神に仕えて来た。
②民は神に逆らい、預言者らを殺害した。
③主に仕えているのは私だけだ。
④今も命を狙われている。

この会話は二度繰り返され、質問も答えも同じでした。
大風と地震と火に直撃され、体も魂も揺さぶられ、
かすかな細い神の声が心の底に届きました。

おそらく一度目は無我夢中で答えたと思います。
二度目は答えながらも違和感を覚え、
事実と違う、私は神から逃げている、
言い訳に過ぎない、私がここにいるのは間違っている、
などと気づいたのでしょう。

主よ、自己弁明している最中であっても、
悟りと気づきを私たちの心に示して下さい。

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