万軍の主はわれらとともにおられる。
ヤコブの神はわれらの砦である。
(詩篇46:7)
「万軍の主」と「ヤコブの神」と書いてあります。
前者には神の強さ、後者には神の優しさが表れています。
万軍と書いてあるので、
神が何か大いなる事をされるとき、
神の兵士たちに指令を与えるのでしょう。
預言者エリシャは肉眼でその兵士達を目撃しています。
天の軍勢が周囲の山々に満ちていました。
一方、ヤコブの神とはどんな意味でしょう。
罪深く、弱さの多いヤコブに寄り添う神です。
ヤコブは嘘をついて人を押しのける者で、
人間的に未熟でした。
でも神はそんなヤコブを見捨てずに
そばにいて守り励まして下さいました。
力強い神があなたと共にいて下さいますように。
あわれみ深い神があなたの砦となってくださるように。
どんな時も、万軍の主、ヤコブの神があなたと共におられます。
2024/07/31
強さと優しさ
2024/07/30
サウロの一面
そしてダビデに言った。
「おまえは私より正しい。
私に良くしてくれたのに、私はおまえに悪い仕打ちをした。
私に良いことをしてくれたことを、
今日、おまえは知らせてくれた。
主が私をおまえの手に渡されたのに、
私を殺さなかったのだから。
(第一サムエル24:17~18)
ダビデが洞穴の奥に隠れていた時
サウル王がその場を一人で訪れ、
ダビデはサウル王の上着の裾をそっと切り取りました。
後にダビデはその切れ端を見せ
主に油注がれたサウル王を殺害する意思が無いと語りました。
嫉妬深く意地悪なサウル王なのですが、
時折、正気に戻り、優しい心を見せます。
私は悪く、私は助けられた、と
サウルは感激の面持ちで語り、
主からの幸いがあるようにと付け加えました。
あなたの「敵」にも、あなたの思いやりが
通じる事があるかもしれません。
2024/07/29
恐れています
どうか、私の兄エサウの手から私を救い出してください。
兄が来て、私を、また子どもたちとともに
その母親たちまでも打ちはしないかと、私は恐れています。
あなたは、かつて言われました。
『わたしは必ずあなたを幸せにし、
あなたの子孫を、多くて数えきれない海の砂のようにする』と。」
(創世記32:11~12)
ラバンのもとで受けた幾多の試練を乗り越え、
知恵や技術が増え、忍耐や信仰も深まり、
多くの子供たちと家畜と財産に恵まれていました。
ただし、兄のエサウだけは
怖くてたまりませんでした。
故郷に帰って来たヤコブは
間もなくエサウに会うと考えただけで
緊張感が走り、平静ではいられません。
高価なプレゼントを兄に送り
心証を良くしようと試みましたが、
それでも不安はぬぐえません。
ヤコブは必死に祈りました。
神よ、救い出してください、
幸せにすると言われたではありませんか、と。
主は幼子のようなヤコブの祈りを
聞いて下さいました。
2024/07/28
喜ばせてください
帰って来てください。主よ、いつまでなのですか。
あなたのしもべたちをあわれんでください。
朝ごとにあなたの恵みで私たちを満ち足らせてください。
私たちのすべての日に喜び歌い楽しむことができるように。
どうか喜ばせてください。
私たちが苦しめられた日々とわざわいにあった年月に応じて。
(詩編90:13~15)
詩編90篇で有名なフレーズは、
「私たちの齢は七十年、
健やかであっても八十年」(10節)です。
人生を振り返った時
苦しみや災いが多かったと感じる人は
今日の箇所のように主にあわれみを求めましょう。
自分の人生は苦しかったと思える人は、この詩篇のように
満ち足りる時を下さいと祈りましょう。
喜ばせて下さいとも祈りましょう。
楽しみを与えて下さいと願っても良いでしょう。
何歳まで生きられるかは誰も分かりませんが、
自分の日を謙虚に数え、
生かされている事を感謝し、
主の栄光をあらわしていきたいですね。
主よ、あわれんでください、喜ばせてください。