2024/08/31

導きを求める人

するとその人は、
「導いてくれる人がいなければ、
どうして分かるでしょうか」と答えた。
そして、馬車に乗って一緒に座るよう、ピリポに頼んだ。
(使徒8:31)

聖霊に導かれたピリポは
ガザに下る道にいました。
そこで求道者のエチオピア人と出会いました。

きっかけは、聖書を読む声でした。
エチオピア人がイザヤ書を読んでいたのです。
ピリポが、分かりますか、と聞いてあげました。

分からないので教えてほしいという話になり、
ピリポは馬車に乗り込み、聖書の意味を説明しました。
朗読箇所はイザヤ53章、救い主の受難の箇所でした。

人間的にはなんという偶然。
御聖霊の立場では必然。

主よ、私をこのエチオピア人のような人に
出会わせてください、
主イエスをあかししたいです。

2024/08/30

議員の勇気

さて、ここにヨセフという人がいたが、
議員の一人で、善良で正しい人であった。
ユダヤ人の町アリマタヤの出身で、
神の国を待ち望んでいた彼は、
議員たちの計画や行動には同意していなかった。
この人がピラトのところに行って、
イエスのからだの下げ渡しを願い出た。
(ルカ23:50~52)

世の中には、与えられた権限を履き違えて
傲慢、パワハラ、強欲、利権に流れる政治家が多くいます。

そして、どの国会議員も地位をずっと保持したいものです。
アリマタヤのヨセフも議員の一人でしたが、
誠実な議員活動を重ねて良い評価を得ていました。

当時の国会で主イエスに関する話し合いが行われ、
ヨセフは多数派に組せず、勇気を持って自分の意見を述べ、
自らの政治基盤を危うくすることさえ恐れませんでした。

その上、イエスさまの遺体の下げ渡しを願い出て
埋葬のために自分の墓まで提供しました。

議員仲間からの厳しい視線を受けるのは当然で、
場合によっては処罰される懸念さえありました。

アリマタヤのヨセフは、
救い主イエスさまを信じて仰ぎ、神の国の建設に携わり
為すべきことを為した稀有な政治家です。

2024/08/29

鍵はかかっていた

「牢獄は完全に鍵がかかっていて、
番人たちが戸口に立っていました。
しかし、開けてみると、中にはだれもいませんでした。」
宮の守衛長や祭司長たちは、
このことばを聞くと、いったいどうなることかと、
使徒たちのことで当惑した。
(使徒5:23~24)

ペンテコステ以降のエルサレムでは
爆発的にクリスチャンが増えました。
それでユダヤ当局はクリスチャンを厳しく迫害し、
指導的な人物を投獄しました。

ところが、真夜中に主の使いが現れ、
使徒たちを牢から救出するのです。
空っぽの牢獄を見た看守たちは慌てて報告し、
鍵はかかっており、見張りも立っていたと
不備の無かったことを強調しました。

助けてもらった使徒たちは逃げ隠れず、
再投獄と鞭打ちを恐れず、
神殿の庭に行って主イエスの福音を語りました。

使徒たちやクリスチャンたちは
伝えたくてしょうがなかったのです。

主よ、私にも語る情熱を、
冷ややかな視線にひるまない心を与えて下さい。