2021/03/08

神と共にある幸い

人には、食べたり飲んだりして、
自分の労苦に満足を見出すことよりほかに、
何も良いことがない。
そのようにすることもまた、
神の御手によることであると分かった。
実に、神から離れて、
誰が食べ、誰が楽しむことができるだろうか。
(伝道者の書2:24~25)

権力と欲望と財産と達成感を手にしたソロモンは、
自分の経験から、またその博識から、
すべてが空しいことに気づいてしまいました。
頂点に立った人しか見えない景色は
バラ色ではなく厭世色に塗られていました。

人生の足場は不安定ですが、
これは確かだと言えるものをソロモンは見出しました。
働くことに喜びがある。
働いた後の食事は実においしい。
ささやかな事の中に幸せがある。
神の御手に守られている時に安らぎがある。

神と共に働き、神に食事を感謝し、
神から離れずに生きていたい。
ソロモンはシンプルな真理に気づいたのでした。

(photo by Kiba)




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