2021/04/12

慰めの子

キプロス生まれのレビ人で、
使徒たちにバルナバ(訳すと、慰めの子)と
呼ばれていたヨセフも、
所有していた畑を売り、
その代金を持って来て、
使徒たちの足もとに置いた。
(使徒4:36~37)

ヨセフというのが彼の本名でした。
でもエルサレム教会の人々は本名ではなく、バルナバと呼びました。
使徒たちが彼を「慰めの子」と呼び始めたからです。

全身が慰めに満ちている人に違いありません。
人懐っこい笑顔で、聞き上手。
人一倍の苦労人かもしれません。
使徒も含めて、みんなが彼から慰めを受けたのです。

パウロはバルナバの口添えで教会の一員と認められました。
マルコもバルナバの援助で失敗から立ち直りました。

今日の箇所には、
バルナバが自分の畑を売って献金した様子が書かれています。
人を慰める事も献金する事も彼にとっては自然な行為で、
経済的窮状に陥った人への共感が献金という形に代わったのです。

主よ、私もバルナバにしてください。

(photo by Minami)


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