日は昇り、日は沈む。
そしてまた、元の昇るところへと急ぐ。
風は南に吹き、巡って北に吹く。
巡り巡って風は吹く。
しかし、その巡る道に風は帰る。
川はみな海に流れ込むが、
海は満ちることがない。
川は流れる場所に、
また帰って行く。
(伝道者の書1:5~7)
「ゆく河のながれは絶えずして、しかももとの水にあらず。」
「祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。」
方丈記と平家物語の有名な冒頭ですね。
伝道者の書はこれらの古典よりずっと昔に書かれています。
私も、木曽川の流れを眺めながら、
川の景色はずっと同じだけど同じではない、
人生に似てると考えたりします。
毎日は繰り返しで空しいと嘆くこともできる。
一生に一度だけの貴重な日とみなすこともできる。
日は昇り、日は沈む。
伝道者の書は、人生の不条理、無常を見つめつつ
創造主を見上げて生きよと教えています。
今日というかけがえのない一日を感謝します。
(photo by Hattori)
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