2024/04/05

切り株が残る

私が「主よ、いつまでですか」と言うと、
主は言われた。「町々が荒れ果てて住む者がなく、
家々にも人がいなくなり、土地も荒れ果てて荒れ地となる。
主が人を遠くに移し、この地に見捨てられた場所が増えるまで。
そこには、なお十分の一が残るが、それさえも焼き払われる。
しかし、切り倒されたテレビンや樫の木のように、
それらの間に切り株が残る。この切り株こそ、聖なる裔。」
(イザヤ6:11~13)

ユダヤ王国は滅び、都は荒地になり、
町は燃やされ、多くの人が亡くなり、
異国に連れて行かれました。

ユダヤ人はたとえるなら大きな樫の木でした。
ある日、その大木は幹から切り倒されたのです。
望みは失せたと誰もが思いました。

注意深く見るなら十分の一が残されていました。
多くの年月の後、
異国から帰還した者もエルサレムに戻りました。
それらの人々が切り株として生き残ったのです。

息絶えたと思えた民族の子孫に聖なる裔、
神の子イエスさまがお生まれになりました。

たとえ今、焼け野原に見えても切り株は残っています。
やり直せます、立ち上がれます。
残された切り株から希望の新芽が出てきます。

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