2024/06/04

偶然と無理やり

兵士たちが出て行くと、
シモンという名のクレネ人に出会った。
彼らはこの人に、
イエスの十字架を無理やり背負わせた。
(マタイ27:32)

主イエスは十字架を背負わされて進んでいましたが、
鞭打ち刑が過酷だったため
歩けなくなりました。

引率の兵士が困って周囲を見渡すと
北アフリカから来たシモンに目が留まりました。
シモンは無理やり主イエスの十字架を背負わされました。

シモンについては詳しく分かりませんが、
アレキサンドロとルフォスの父(マルコ15:21)と言われるように、
初代教会でよく知られた人物の父親だと分かります。

主イエスが苦しみながら十字架に向かう姿を間近に見て
シモンは信仰を持ったのでしょう。
そして息子たちにも信仰を伝えたのでしょう。

苦しみが人を十字架に導くことがあります。
意図しない偶然が信仰の入り口になることもあります。
主は不思議な形で私たちを救いに導いて下さいます。

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