洗ってください

神よ、私をあわれんでください。
あなたの恵みにしたがって。
私の背きをぬぐい去ってください。
あなたの豊かなあわれみによって。
私の咎を私からすっかり洗い去り
私の罪から私をきよめてください。
（詩編５１：１～２）

ダビデの生涯で最も悔やまれるのは
バテ・シェバとの姦淫の罪でした。

この罪を預言者ナタンに指摘されたダビデは
自己弁護せず、心砕かれて悔い改めました。
その時の心境をつづったのが詩編５１篇です。

犯した罪と恥を
ダビデは隠しませんでした。

自分で自分の罪を赦すことはできません。
自力で罪を洗い流すこともできません。

罪をぬぐい去ってください、
洗ってください、きよめてください、
とダビデは低い心になって主に祈りました。

ダビデの苦悩と祈りの先に
主の恵みとあわれみが待っていました。